シルクスクリーン印刷について

シルクスクリーン印刷とは

シルクスクリーンプリントは、現在でも広く使われている伝統的な印刷方法の一つです。
アパレル分野やイベントのグッズ製作など、多くのシーンで用いられ、店頭に並ぶような本格的なオリジナルTシャツを作ることも可能。
「シルク印刷」や「シルクプリント」と呼ばれることもあります。

この方式では、メッシュ状の版にデザインに沿った穴を作り、その部分にインクを通してプリントします。
同じデザインを何度も作る場合でも同じ版を使い回せるので、大量生産やオリジナルグッズ販売を計画している方には特におすすめです。

シルクスクリーン印刷の特徴

シルクスクリーン印刷では、1色ごとに専用の版を作成するため、色数を抑えたシンプルなデザインほどコストを抑えやすいのが魅力。
大量に作れば作るほど1枚あたりの費用を低減できるので、まとまったロットでの製作に最適です。
また、インクが生地にしっかりと乗るため発色が鮮明で、洗濯にも強いのが特徴です。

特徴1: 大口注文に向いている

シルクスクリーン印刷では、同じ版を何度も使用できるので、注文数が多いほど1枚あたりの経費を抑えられます。
40枚以上のまとまった数量であれば、よりお得にプリントできるのが大きな利点です。

特徴2: 色が少ないデザイン向き

1色増えるごとに新しい版が必要となるため、色数が少ないロゴやイラストであればあるほど、コストパフォーマンスが高くなります。
単色や2色程度のシンプルなデザインを大ロットで作成したい場合に特におすすめです。

特徴3: 洗濯に強い優れた耐久性

シルクスクリーン印刷に使われるインクは、生地にしっかり定着するため色あせしにくく、繰り返し洗っても剥がれにくいのがポイント。
長く使用したいアイテムを作成するときに適しています。

料金について

初回にかかる費用は「アイテム代」＋「製版代」＋「プリント代」です。
すでに版を作っているデザインを追加で刷る場合は「アイテム代」＋「プリント代」のみとなります。

プリント代

製版代

インクカラー見本

下記のインクサンプルはシルクスクリーン印刷で使用する代表的なカラーです。
デバイスの画面表示との違いによって、実際の仕上がりと色味が異なる場合がございますのでご了承ください。
また、素材によってはメタリックインクが使えないケースもありますので、詳しくはお問い合わせください。

インクジェットとシルクスクリーンプリントの違い

オリジナルTシャツなどを作成するとき、インクジェットとシルクスクリーンでは仕上がりがどう変わるのか気になる方も多いと思います。
ここでは、両方の特徴を比較してみました。用途やデザインに応じて、ご希望に合う印刷方法をお選びください。

シルク印刷についての注意点

線の太さは2pt以上

線幅が2pt(約0.7mm)未満の場合、版での再現が難しく、かすれや抜けが出る場合があります。
要素同士の間隔は3pt(約1.1mm)以上を推奨し、文字サイズは9pt以上に設定してください。

グラデーションや中間色の扱いが限定的

シルクスクリーン印刷では1色ごとにインクを指定し、そのインクを100%の濃度で使用します。
グラデーション表現やインクの濃度を変えるといった手法は難しく、同じ色でも濃淡をつけることはできません。
例えば黒とグレーを作りたい場合は、それぞれのインクを別色として版を用意する必要があります。

画像データの解像度は300dpiを推奨

写真やイラストなどを画像データで入稿される場合は、実際のプリントサイズに合わせて300dpi以上でご用意ください。
ウェブサイト用に作られた72dpi程度の画像は印刷には適さず、プリント時に粗く表示されることがあります。

全商品共通のご注意事項

●ご覧のモニター環境や撮影・照明条件により、仕上がりの色味が画面上のイメージと完全に一致しない場合があります。
こうした理由による無償再作成はお受けできませんので、あらかじめご了承ください。

●同じデザインを再注文いただいた際も、タイミングや印刷機器の条件により、前回とまったく同じ色合い・風合いにならない場合があります。
●微細なゴミやホコリが混入して、1mm以下の点やインクのムラが生じることがありますが、一般的な許容範囲内として扱っています。
●不要な背景がデザインデータに含まれていると、そのままプリントされてしまいます。入稿前に必ず背景の確認・削除をお願いします。
●製品個体差により、実際の印刷位置が数mmほどずれる可能性があります。

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