デザインごとにスクリーン(版)を作成
デザインを色ごとに分解し、感光乳剤を塗布したメッシュ(スクリーン)に露光して、インクを通す部分と通さない部分を作ります。細線や写真調なら高メッシュ、ベタ面や厚盛りを狙うなら低メッシュといった具合にメッシュ数を選定します。濃色ボディでは発色を安定させるため、白下地(アンダーベース)用の版を別途用意することもあります。
シルクスクリーン印刷は、メッシュ状の版(スクリーン)にデザインデータを焼き付け、 その版を通してインクをヘラ(スキージ)で布に刷り込む印刷方式です。 インクが布の表面にしっかりと乗るため、 発色が良く、色ムラのない仕上がりが得られます。 シンプルなロゴや文字だけでなく、グラフィックTシャツやイベントウェアなど、 高品質なプリントを長く着たい方に最適な印刷方法です。
シルクスクリーン印刷は、版(スクリーン)を通してインクを生地表面に刷り込む方式です。 1色ごとに版を作って順番に重ね刷りするため、発色がよく、厚みのあるしっかりしたプリントに仕上がります。
デザインを色ごとに分解し、感光乳剤を塗布したメッシュ(スクリーン)に露光して、インクを通す部分と通さない部分を作ります。細線や写真調なら高メッシュ、ベタ面や厚盛りを狙うなら低メッシュといった具合にメッシュ数を選定します。濃色ボディでは発色を安定させるため、白下地(アンダーベース)用の版を別途用意することもあります。
Tシャツを治具で固定し、スクリーンを密着させてスキージで一定の角度と圧を保ちながらインクを押し通します。位置合わせ(見当)をミリ単位で合わせつつ、面積の広いベタや濃い色はテンポ良くムラなく刷り、必要に応じて二度刷りで均一な濃度を出します。
1色刷るごとに軽く中間乾燥(フラッシュ乾燥)を行い、インクのにじみや混ざりを防ぎます。
淡い色から濃い色の順に重ねることで、くっきりとしたコントラストのある多色デザインが完成します。
写真のような階調表現を行う場合は、網点(ハーフトーン)を使って明暗のドットを再現します。
刷り上がったTシャツはトンネルオーブンやヒートプレスで規定温度・時間の熱を加え、インクを完全硬化させます。プラスチゾルはツヤと耐久に優れ、水性はマットで生地になじむ仕上がりが得意です。温度や時間の管理が不十分だと洗濯耐久に影響するため、ここが品質の要になります。
シルクスクリーン印刷は、古くからアパレル業界で使われ続けてきた定番の印刷方法です。 インクをしっかりと生地の表面にのせることで、鮮やかな発色と高い耐久性を両立できるのが最大の特徴です。 ここでは、Tシャツ製作でシルク印刷を選ぶ際に知っておきたい主なメリットを紹介します。
シルクスクリーン印刷は、インクを生地の上にしっかりと“のせる”印刷方式のため、発色が非常に鮮やかでメリハリのある仕上がりになります。濃い色のTシャツでもカラーが沈まず、ロゴや文字がくっきり際立ちます。特に企業ロゴやイベント用デザインなど、視認性や印象の強さを重視したデザインに最適です。
インクの層に厚みがあるため、摩擦・洗濯・日光による退色にも強く、長期間使用しても色落ちしにくいのが特徴です。繰り返しの着用にも耐えるため、チームTシャツやユニフォーム、販売用アパレルなど、日常的に使用するアイテムにも安心して採用できます。時間が経つにつれ、わずかに風合いが変化していくのも味わいのひとつです。
シルクスクリーン印刷では、使用できるインクの種類が非常に多いのも魅力です。
ラバー調の立体感あるインク、マットな水性インク、メタリック・蛍光・発泡などの特殊インクまで、質感や見た目を自在にコントロールできます。これにより、同じデザインでも印象を変えたり、ブランドの世界観に合わせた仕上がりを実現できます。
シルクスクリーン印刷は、同じデザインを繰り返し印刷するほどコストパフォーマンスが高くなる方式です。
一度版を作ってしまえば、数十枚〜数千枚の大量生産にも安定して対応でき、1枚あたりの単価を大きく下げられます。イベントTシャツやノベルティなど、大量生産を前提とした案件に特におすすめです。
シルクスクリーン印刷は、発色・耐久性ともに優れた伝統的な印刷方式ですが、 その分だけ制作工程やデザインの特性にいくつかの制約があります。 仕上がりのイメージやコストを想定するうえで、あらかじめ知っておきたいポイントをまとめました。
シルクスクリーン印刷は色ごとに専用の版(スクリーン)を作るため、多色デザインほど版の数と初期コストが増えます。同じデザインを大量に刷る場合は1枚あたりが下がりますが、小ロットでは割高になりやすいのが実情です。色替えやサイズ違い(胸・背中など)の配置を増やす場合も、その分段取りとコストが発生します。
スクリーン印刷でも網点(ハーフトーン)で階調を作れば近い表現は可能ですが、フルカラー写真や繊細なボカシはインクジェットのような滑らかさに及びません。細部でモアレ・粒状感が出やすく、色数が増えるほど版・見当合わせの難易度とコストも上がるため、写真再現メインなら別方式の検討が安全です。
インクを生地表面に“のせる”方式なので、発色が強い反面、手触りにコシや厚みが出ます。ロゴやベタ面では存在感として活きますが、柔らかい風合い・軽い着心地を最優先する用途には不向きな場合があります。水性インクや高メッシュで薄めに仕上げる工夫もありますが、DTFやインクジェットほどのナチュラル感にはなりません。
| 枚数 | 12cm×12cm 以内 | 20cm×28cm 以内 | 28cm×40cm 以内 | 34cm×40cm 以内 |
|---|---|---|---|---|
| 1~4枚 | 850円 | 1000円 | 1200円 | 1300円 |
| 5~19枚 | 650円 | 850円 | 1100円 | 1150円 |
| 20~29枚 | 550円 | 750円 | 900円 | 950円 |
| 30~49枚 | 450円 | 550円 | 800円 | 880円 |
| 50~99枚 | 390円 | 470円 | 700円 | 800円 |
| 100枚~ | お問い合わせ下さい | |||
基本納期:5~14営業日※お急ぎの方はお問い合わせ下さい。
| 枚数 | 12cm×12cm 以内 | 20cm×28cm 以内 | 28cm×40cm 以内 | 34cm×40cm 以内 |
|---|---|---|---|---|
| 1~4枚 | 600円 | 900円 | 1100円 | 1200円 |
| 5~19枚 | 580円 | 850円 | 1050円 | 1100円 |
| 20~29枚 | 550円 | 750円 | 980円 | 1050円 |
| 30~49枚 | 450円 | 650円 | 950円 | 1000円 |
| 50~99枚 | 390円 | 590円 | 850円 | 920円 |
| 100枚~ | お問い合わせ下さい | |||
基本納期:5~14営業日※お急ぎの方はお問い合わせ下さい。
| 枚数 | 12cm×12cm 以内 | 20cm×28cm 以内 | 28cm×40cm 以内 | 34cm×40cm 以内 |
|---|---|---|---|---|
| 1~4枚 | 650円 800円 | 900円 1050円 | 1150円 1300円 | 1200円 1350円 |
| 5~19枚 | 600円 750円 | 800円 950円 | 1050円 1200円 | 1100円 1250円 |
| 20~29枚 | 550円 700円 | 700円 850円 | 950円 1100円 | 1000円 1150円 |
| 30~49枚 | 450円 600円 | 600円 750円 | 850円 1000円 | 950円 1050円 |
| 50~99枚 | 420円 570円 | 520円 670円 | 820円 970円 | 920円 1070円 |
| 100枚~ | 390円 540円 | 550円 700円 | 800円 950円 | 900円 1050円 |
基本納期:5~14営業日※お急ぎの方はお問合せ下さい。
| 枚数 | 12cm×12cm 以内 | 20cm×28cm 以内 | 34cm×40cm 以内 |
|---|---|---|---|
| 30~49枚 | 200円 | 300円 | 400円 |
| 50~99枚 | 150円 | 200円 | 250円 |
| 100~299枚 | 80円 | 100円 | 120円 |
| 300~999枚 | 60円 | 70円 | 80円 |
| 1000~枚 | 別途お見積り | ||
| 製版代金(データ処理含む) | 2500円 | 4000円 | 6000円 |
基本納期:5~20営業日※お急ぎの方はお問い合わせ下さい。
下記のインクサンプルはシルクスクリーン印刷で使用する代表的なカラーです。
デバイスの画面表示との違いによって、実際の仕上がりと色味が異なる場合がございますのでご了承ください。
また、素材によってはメタリックインクが使えないケースもありますので、詳しくはお問い合わせください。
Tシャツやグッズ制作でよく使われる3つの印刷方式の特徴を比較しました。
※素材・デザイン条件により最適な方式は異なります。
項目
インクジェット
シルクスクリーン
DTFプリント
仕上がりの特徴
写真のようなフルカラー表現が得意。生地になじむ自然な質感。
発色が強く、色ムラが少ない。インクの厚みで立体感が出る。
発色・耐久性ともに優秀。やや光沢がありプリント面が滑らか。
コスト
小ロット向き。枚数が少なくても安価。
版代がかかるため大量生産向き。
中ロットでもコスパ良好。初期費用ほぼ不要。
最適な数量
1枚~10枚程度
30枚以上
10~200枚程度
対応素材
綿100%、淡色ポリエステルなど
ほぼ全素材(綿・ポリ・ナイロンなど)
綿・ポリ・ナイロンなど幅広く対応
向いているデザイン
写真やグラデーション、多色デザイン
ロゴ・文字・単色イラスト
ロゴ・イラスト・フルカラーデザイン
耐久性
摩擦や洗濯で徐々に薄くなる
非常に高い。長期使用にも◎
高耐久。伸縮にも比較的強い
シルクスクリーン印刷は、発色の鮮やかさ・耐久性・コストパフォーマンスの高さから、Tシャツをはじめとした衣類や布製品に幅広く利用されています。 特にロゴや文字をしっかり見せたいデザイン、長く着用するユニフォーム・イベントTシャツ・スタッフウェアなどに最適です。 ここでは、実際に採用されている代表的なアイテムを紹介します。
リリースから10年以上、United Athleの代表格として人気のシリーズ。業界最多数級のカラーやキッズサイズ・ガールズサイズと…
5.6オンスヘビーウェイト天竺を採用した定番無地Tシャツ。襟元はバインダー仕様、首・袖・裾には二本針ステッチを施し、プリント加工…
4.4オンス ドライアスレチック ライトジップパーカー。薄手のメッシュ生地を使用し、通気性と速乾性をさらに向上。フードと裾のドロー…
8.4オンスのフーデッドライトパーカー。285g/㎡の裏毛(裏パイル)素材を使用し、吸水性と柔らかさを兼ね備えたライトな着心地。二…
6.2オンスのプレミアムコットン素材を使用したクルーネックTシャツ。厳選された梳毛糸を用いた生地が柔らかな肌触りと高い耐久性を…
4.1オンス ドライアスレチック Tシャツ。吸汗速乾性に優れたリバーシブルメッシュ素材を採用し、UVカット機能で快適な着心地をキープ。リブ付き襟とフラ…
4.4オンス ドライアスレチック 半袖クルーネックTシャツ。全身メッシュ構造で汗を素早く拡散し、タグフリー仕様とフラットシーマ縫製…
シンプルで着回しやすい10.0オンスT/Cスウェットプルオーバーパーカ。ふんわりやわらかな裏起毛が特徴で、保温性が高くなめらかな着…
グッズメイドでは、商品やデザインの特性に合わせて複数の印刷方式を使い分けています。 素材や色味、仕上がりの質感によって最適な方法が異なります。 ここでは、代表的な4つの印刷方式 ― シルクスクリーン印刷・UV印刷・DTF印刷・UV硬化インクジェットプリント ― の特徴をわかりやすく紹介します。
版を使って1色ずつインクを重ねる伝統的な印刷方法です。インクの発色が良く、洗濯や摩擦にも強いため、Tシャツやトートバッグなどの布製品に最適です。
プリンタのヘッドから直接インクを吹き付けて布に定着させる方式です。グラデーションや写真のようなフルカラーデザインをそのまま再現可能。
版が不要で、1枚から製作できるのも特徴です。
専用フィルムに印刷して熱で布に転写する新しい方式です。版が不要で、1枚からフルカラー印刷が可能。細かいデザインにも対応し、Tシャツやスウェットなどのアパレルに人気です。
紫外線でインクを硬化させる最新のインクジェット方式。アクリルスタンド・スマホケース・看板などに対応し、細かい表現とツヤ感のある仕上がりが特徴です。淡い色は素材の影響を受けやすいため、白版を併用するのがおすすめです。
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