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アクリルスタンド入稿データ作成ガイド

オリジナルのアクリルスタンド(アクスタ)を作りたいけど、「白版」「カットライン」など専門的な言葉に戸惑う方も多いはず。 本ページでは、Adobe Illustratorを使った入稿データの正しい作り方を、初めての方にも分かりやすく解説します。 読み終える頃には、あなたのイラストをそのままアクリルスタンドとして印刷・カットできる状態まで仕上げられるようになります。

オリジナルアクリルスタンド(アクスタ)  EVG22

オリジナルアクリルスタンド(アクスタ) EVG22

オリジナルアクリルスタンド(アクスタ)は、透明度の高いクリアアクリルにフルカラー印刷を施した人気のアクリルスタンドオリジナルグッズです。写真やイラスト、キャラクターデザイン、ロゴなどを高精度に再現でき、推し活アイテム・記念品・法人向けノベルティとして幅広く活用されています。業界最安値級の価格で1個から制作可能・短納期対応。台座や形状も自由にデザインできるため、ブランドやキャラクターの世界観を際立たせるオリジナルアクリルスタンド制作が可能です。130×90mmや100×150mmなどのサイズ展開があり、展示会・販促キャンペーン用ノベルティ、学校・団体の記念品、ショップ物販グッズにもおすすめ。高品質な仕上がりとコストパフォーマンスを両立し、企業から個人まで多くのお客様に選ばれている定番のオリジナルグッズです。 オリジナルアクリルスタンドの商品仕様 仕様 アクリルスタンド 納期 サンプルアップ1-3日営業日・量産3-15日営業日※デザイン、仕様によって多少前後する場合がございます。 素材 アクリル パッケージ OPP サイズ 90×130mm以内100×150mm以内 量産注文 1個~ 入稿方法をお選びください。 シュミレーターで入稿する テンプレートで入稿する ※この商品はデザインシミュレーターに対応していません。

アクリルスタンド用テンプレートをダウンロードしよう

ゼロから設定するのは大変…という方のために、すぐ使えるIllustratorテンプレート(AI形式) をご用意しました。 カットライン・白版・イラストの3つのレイヤー構成があらかじめ組み込まれているため、初心者でもスムーズに制作できます。

⚠️【必須】オリジナルアクリルスタンドの入稿データは 商品ページからダウンロード可能です。
👉 アクリルスタンドの商品ページはこちら

カットラインの作り方

ここからは、アクスタの「形」を決める最も重要なカットラインを作成していきます。あなたの元データが「パスデータ(Illustrator等で作った線のはっきりしたデータ)」か、「画像データ(Photoshop等で作った写真や筆跡のあるイラスト)」かによって手順が少し異なります。ご自身のデータに合わせて進めてください。

イラストがパスデータ(ベクター)の場合

①イラストの準備と複製

まず、「イラスト」レイヤーにあなたのイラスト(パスデータ)を配置します。次に、このイラストを選択してコピー(Ctrl+C)、そして同じ位置にペースト(Ctrl+F)します。作業中に元のイラストを動かさないよう、「イラスト」レイヤーはロックしておきましょう。これから行う作業は、すべて「カットライン」レイヤーで行います。

②フチの元となる線を作成

複製したイラストを選択した状態で、まず「塗り」を「なし」に設定します。次に「線」に、画面上で見やすい色(黒など)を設定します。この時点での線の太さは問いません。
もしイラストが複数のパーツで出来ている場合は、この段階で全てのパーツを選択し、[ウィンドウ] > [パスファインダー] の「合体」機能で一つのオブジェクトにしておきましょう。

④線を太らせてフチの幅を決定

合体させたオブジェクトを選択し、「線」パネルで線の太さを「20pt」など、作りたいフチの幅に合わせて設定します。(※フチを3mmにしたい場合は、線の太さを倍の6mm(約17pt)に設定すると近くなります。

④線をオブジェクトに変換

次に、[オブジェクト] > [パス] >[パスのアウトライン]を選択します。これで、設定した「線」そのものが、独立した「塗り」のオブジェクトに変換されます。

⑤外側の輪郭線だけを抽出

  • 変換されたオブジェクトを選択し、「塗り」を「なし」に、「線」に色を設定します。
  • 次に、[オブジェクト] > [複合パス] > [解除] を実行します。これで、外側の線と内側の線が分離します。
  • 内側の線と、他に細かいゴミのような不要なパスがあれば、それらをすべて選択して削除します。また、いびつな形をしていた場合はアンカーポイントんの削除ツールで消しておきます。外側の、綺麗で滑らかな輪郭線だけを残してください。

⑥最終調整と台座との合体

  • 【重要ポイント】 
    残した輪郭線をよく確認し、鋭すぎる角(トゲ)があれば、ダイレクト選択ツール(白い矢印)でアンカーポイントを調整し、少し丸みを持たせましょう。鋭利な角はカット不良や破損の原因となり、データ不備となる場合があります。
  • テンプレートの下部にある「差し込み口」のパーツをコピーし、作成したカットラインの下部に配置します。
  • ハサミツールを使い、カットラインの下部(差し込み口と重なる部分)をクリックしてカットし、その部分を削除します。
  • 最後に、ペンツールを使い、カットラインの両端と差し込み口の両端を自然な線で繋ぎます。

⑦完成

これで、本体と台座が一体化した、美しいカットラインの完成です!

イラストが画像の場合

①画像の配置と準備

まず、「イラスト」レイヤーにあなたのイラスト(画像データ)を配置します。作業中に元のイラストを動かさないよう、「イラスト」レイヤーはロックしておきましょう。これから行う作業は、すべて「カットライン」レイヤーで行います。

②「画像のトレース」機能でパス化する

「カットライン」レイヤーを選択した状態で、先ほど配置したイラストと同じものを、再度同じ位置に配置します。

  • 配置した画像を選択した状態で、[ウィンドウ] > [画像のトレース] パネルを開きます。
  • パネル内のプリセットから「シルエット」を選択します。プレビューで、キャラクターの形がきれいな黒いシルエットに変換されていることを確認してください。
  • 確認できたら、上部コントロールバーに表示されている「拡張」ボタンを押します。これで、画像がIllustratorで編集できるパスデータに変換されます。

フチの元となる線を作成

拡張して生成されたパスを選択した状態で、「塗り」を「なし」に設定し、「線」に画面上で見やすい色(黒など)を設定します。

④線を太らせてフチの幅を決定

合体させたオブジェクトを選択し、「線」パネルで線の太さを「20pt」など、作りたいフチの幅に合わせて設定します。(※フチを3mmにしたい場合は、線の太さを倍の6mm(約17pt)に設定すると近くなります。

⑤線をオブジェクトに変換

次に、[オブジェクト] > [パス] >[パスのアウトライン]を選択します。これで、設定した「線」そのものが、独立した「塗り」のオブジェクトに変換されます。

⑥外側の輪郭線だけを抽出

  • 変換されたオブジェクトを選択し、「塗り」を「なし」に、「線」に色を設定します。
  • 次に、[オブジェクト] > [複合パス] > [解除] を実行します。これで、外側の線と内側の線が分離します。
  • 内側の線と、他に細かいゴミのような不要なパスがあれば、それらをすべて選択して削除します。また、いびつな形をしていた場合はアンカーポイントんの削除ツールで消しておきます。外側の、綺麗で滑らかな輪郭線だけを残してください。

⑦最終調整と台座との合体

  • 【重要ポイント】 残した輪郭線をよく確認し、鋭すぎる角(トゲ)があれば、ダイレクト選択ツール(白い矢印)でアンカーポイントを調整し、少し丸みを持たせましょう。鋭利な角はカット不良や破損の原因となり、データ不備となる場合があります。
  • テンプレートの下部にある「差し込み口」のパーツをコピーし、作成したカットラインの下部に配置します。
  • ハサミツールを使い、カットラインの下部(差し込み口と重なる部分)をクリックしてカットし、その部分を削除します。
  • 最後に、ペンツールを使い、カットラインの両端と差し込み口の両端を自然な線で繋ぎます。

⑧完成

これで、画像データからでも、パスデータの場合と同様に美しいカットラインが完成しました!

台座のデザインと差し込み口の作成

本体を立たせるための台座部分を作成します。ここでの作り方が、完成品のクオリティと耐久性に大きく関わります。

【推奨】テンプレートをそのまま使う方法

当社のテンプレートには、最適なサイズとバランスで設計された台座用のカットラインと差し込み口のデータがあらかじめ用意されています。基本的には、このテンプレートの台座をそのままお使いいただくのが、最も簡単で確実な方法です。

【上級者向け】台座をオリジナルでデザインする方法

「台座にもオリジナリティを出したい!」という方は、もちろん台座部分のデザインも可能です。台座にキャラクターのロゴや名前、模様などをフルカラーで印刷すると、より一層豪華で統一感のある仕上がりになります。 ただし、台座にデザインを施す場合は、以下の【最重要注意事項】を必ずお守りください。

【最重要注意事項】台座を全面印刷する場合 台座に全面印刷を行う場合、本体を差し込む穴の周囲に、必ず3mm程度の「印刷しない余白」を設けてください。

この余白がないと、本体を抜き差しする際の摩擦で、穴の周りの印刷が剥がれたり、傷が付いたりする大きな原因となります。
大切なグッズを長く綺麗に保つために、非常に重要なポイントです。

OKな例:差し込み口の周囲に余白がある

【OKな例】

上の図のように、差し込み口(黒い四角)の周りには、印刷データ (この場合は赤いカットラインの内側すべて)を配置しないでください。

NGな例:差し込み口ギリギリまで印刷されている

【NGな例】

差し込み口のギリギリまで色や柄が印刷されている。

上記の手順で台座のカットラインを作成(またはテンプレートからコピー)したら、これまで作成した本体のカットラインの下部に配置し、
パスファインダーの「合体」機能で一つのオブジェクトにしてください。

【かんたん解説】白版データの作り方

次に、カラー印刷を鮮やかに次に、あなたのイラストのカラー印刷を鮮やかにするための「白版」データを作成します。これは、アクリルに直接印刷すると色が透けてしまうのを防ぐ、重要な「下地」の役割を果たします。 これからご紹介するのは、驚くほど簡単な方法です。するための白版データを作成します。

イラストを複製し、「白版」レイヤーにペースト

まず、「イラスト」レイヤーに戻り、ロックを解除します。

  1. 白インクを下地に敷きたいイラスト部分をすべて選択し、コピー(Ctrl+C)します。
  2. レイヤーパネルで「白版」レイヤーを選択します。(このとき、作業しやすいように「イラスト」レイヤーは非表示にするか、再度ロックしておくと良いでしょう。)
  3. [編集] > [同じ位置にペースト](Ctrl+F)を実行し、コピーしたイラストを寸分違わぬ位置にペーストします。

ペーストしたイラストを「黒100%」に変換

ここが新しいテクニックのポイントです。複雑な色のイラストも、この手順で一発で真っ黒なシルエットに変換できます。

  1. ペーストしたイラストがすべて選択されている状態で、メニューバーから [編集] > [カラーを編集] > [カラーバランス調整] を選択します。
  2. 表示されたウィンドウで、以下のように設定します。カラーモード: CMYKブラック(K)のスライダー: 右端の 100% まで動かすシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のスライダー: すべて左端の -100% まで動かす**「変換」**のチェックボックスにチェックを入れる
  3. OKをクリックすると、カラフルだったイラストが、綺麗な真っ黒のシルエットに変換されます。

テンプレートの「白版」レイヤーに移動

最後に、この黒いオブジェクトを白版レイヤーに移動させます。

画面上の見た目は黒いままかもしれませんが、データ上は正しく「白版」として設定されました。

たったこれだけで、白版データの完成です!この一手間が、完成したアクスタの発色をプロのクオリティに引き上げてくれます。

アクリルスタンドのデータ作成についてよくある質問

白版って必ず必要ですか?

はい、基本的には必要です。白版を作らないと、印刷部分がアクリルの透明面に直接のるため、色が透けたり、暗く見えたりします。白版は「カラー発色を支える下地」として必須です。

白版を作るとき、色は白で塗るのですか?

見た目は黒(K100%)でOKです。印刷工程では黒が「白インク」に置き換わるため、データ上では黒くても問題ありません。

カットラインの線の太さに指定はありますか?

はい。カットラインは「塗りなし・線のみ」で設定し、線幅は 0.1pt にしてください。 また、カットラインの色は「マゼンタ(C0 M100 Y0 K0)」など指定色で統一するのがおすすめです。

台座や差し込み部分を自作してもいいですか?

可能です。ただし差し込み口の幅・厚み・形状により、差し込みがきつすぎたり緩すぎたりすることがあります。 初めての方は、提供テンプレートの寸法をそのまま使うのが安全です。

PNGやJPEGの画像でも入稿できますか?

はい、可能です。ただし画像は 350dpi以上の高解像度 推奨です。低解像度の画像を使用すると、印刷時にぼやけたりジャギー(ギザギザ)が発生します。

Photoshop(PSD)で作ったデータでもOKですか?

原則として Illustrator(AI)形式での入稿をお願いしています。PSDデータしかない場合は、カットラインや白版をこちらで再構成する必要があり、追加料金が発生することがあります。

入稿前に確認しておくべきポイントは?

・レイヤーが分かれているか(イラスト/白版/カットライン)
・カットラインが閉じたパスになっているか
・白版が K100%(塗りのみ)で設定されているか
・文字がアウトライン化されているか
・台座と本体が枠内に収まっているか
・余白が櫃よなデザインの場合、余白の作成がされているか

データチェックや修正をお願いできますか?

はい、可能です。入稿後に弊社担当がデータを確認し、問題がある場合は 修正依頼または弊社での代行修正(有料)をご案内 いたします。

テンプレートはどこからダウンロードできますか?

下記リンクからダウンロードできます:
👉 アクリルスタンドの商品ページ

お支払い方法

クレジットカード決済、Paid掛け払い(後払い)、銀行振込(前払)、Shop Pay、Apple Pay、Google Pay、月締め請求書払い

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送料について

全国送料 550円(税込)~ ※送料は、ご注文の数量や梱包サイズによって変わります。

北海道1,606円(税込)~

沖縄県・離島 2,706円(税込)~※離島は別途ご案内

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