Canvaで入稿データを作る方法|Illustratorデータを使ってPDF入稿する手順
オリジナルTシャツやアクリルグッズを作りたいけれど、「IllustratorやPhotoshopは持っていない…」という方も多いのではないでしょうか。
そんなときに便利なのが、Canva(キャンバ)という無料のデザインツールです。
ブラウザやスマートフォンから使えるCanvaなら、専門ソフトがなくても、印刷に適したデータを簡単に作ることができます。この記事では、グッズメイドが提供するテンプレートデータをCanvaに取り込み、そのまま印刷用PDFとして書き出すまでの流れを詳しく解説します。初めて入稿データを作る方でも迷わず進められるよう、設定や注意点もあわせて紹介しています。
Illustratorテンプレートをダウンロードする
テンプレートデータの取得方法
まずは、印刷したい商品のテンプレートデータをダウンロードします。
各商品ページには、Illustrator(.ai)またはPDF形式のテンプレートが用意されています。
商品ページ内の「テンプレートをダウンロード」ボタンをクリックし、PCに保存してください。
zipファイルの場合は、解凍して.aiデータをPCに保存してください。
テンプレートは以下のページからもまとめてダウンロードできます。
テンプレートダウンロードページ
Canvaにテンプレートをアップロードする
Canvaにログインする
まずはCanva公式サイトにアクセスし、アカウントにログインします。無料プランでも入稿データの作成が可能です。初めて利用する場合は、Googleアカウントなどで簡単に登録できます。ログイン後は、ホーム画面に表示される「デザインを作成」ボタンから作業を始めます。
「デザインを作成」からテンプレートをアップロードする
Canvaのトップページで「デザインを作成」をクリックし、「アップロード」を選択してダウンロードしたテンプレートをアップロードしてください。
アップロードが完了したら履歴から開く
アップロードが完了すると、「アップロード」メニュー内の履歴にファイルのサムネイルが表示されます。そのテンプレートをクリックすると、キャンバス上に配置されます。これで、Canva上で自由にデザインを作成する準備が整いました。
Canvaでデザインを作成する
デザイン作成時のポイント
Canva上では、テキストや画像、ロゴを自由に配置してデザインを作成できます。印刷を綺麗に仕上げるためには、高解像度(350dpi以上)の画像を使用し、背景デザインには上下左右3mmの塗り足しを設けることが大切です。
また、透明効果や影などのエフェクトは印刷時に再現できない場合があります。小さな文字や細い線は潰れる可能性があるため、適度な大きさと太さを確保してください。
→ 印刷に関する注意事項
印刷用PDFとして書き出す
書き出し手順と設定のポイント
デザインが完成したら、Canva画面右上の「共有」→「ダウンロード」。形式は「PDF(印刷用)」を選び、印刷に最適な設定にします。最後に、ダウンロードしたPDFを開いて文字化けや画像のズレ、塗り足しを必ず確認してください。このファイルがそのまま入稿データとして使用できます。
⚠️ Canva無料版では、PDFデータをRGBカラーモードでしか書き出せません。実際の印刷はCMYKのため、画面上の色味と印刷後の仕上がりが若干異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
作成したPDFを入稿する
商品ページからデータをアップロード
完成したPDFデータは、ご注文時に商品ページ内の「データを添付」フォームからアップロードしてください。アップロードが完了すると、そのまま印刷用データとして生産工程に進みます。
データの内容に不安がある場合や、入稿前に確認してほしい場合は、事前チェックも承っております。下記のお問い合わせフォームからPDFをお送りいただければ、弊社スタッフが入稿前にデータを確認いたします。
Canvaで作る際の注意点まとめ
Canvaで作成したデータをそのまま印刷に使用する場合、設定や仕様によって色味・解像度などに差が出ることがあります。
下記の表では、入稿前に確認しておきたい基本的な注意点をまとめています。制作前に一度ご確認ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| カラーモード | CanvaはRGBのため、印刷時に若干色味が変化する可能性あり |
| 解像度 | 画像はできるだけ350dpi推奨 |
| 塗り足し | 背景は上下左右3mm程度の塗り足しを確保 |
| フォント | Canva標準フォント推奨(文字化け防止) |
| 透明表現 | グラデーション・透過効果は再現できないことがある |
まとめ
Canvaを使えば、Illustratorがなくても簡単に印刷用データを作ることができます。テンプレートに沿って正しく配置し、PDF(印刷用)で書き出すだけでOK。最初の1回は少し慣れが必要ですが、一度覚えれば誰でもプロ品質の入稿データを作成できます。
今後は、Canva専用テンプレートや印刷設定ガイドも順次公開予定です。

