オリジナルTシャツを1枚だけ作りたい人におすすめの発注方法
「来月の社内イベント用にオリジナルTシャツを30枚だけ作りたいけど、どこに頼めばいいの?」「小ロットだと単価が高くなりそう...」そんな悩みを抱えている企業の担当者様は多いのではないでしょうか。実は、30枚という小ロットでも、ポイントを押さえれば高品質なオリジナルTシャツを適正価格で作ることができます。この記事では、社内イベント用のオリジナルTシャツ制作で失敗しないための注意点と、コストを抑えながら満足度の高いTシャツを作るコツをお伝えします。

社内イベントTシャツの魅力
オリジナルTシャツは社内の一体感を高め、イベントを盛り上げる重要なアイテムです。参加者全員が同じデザインを着用することで、特別な思い出作りにも貢献します。
小ロット30枚でオリジナルTシャツを作る際の基本知識
オリジナルTシャツの制作において、30枚という数量は「小ロット」に分類されます。一般的に、Tシャツのプリント業界では100枚以上から大ロット扱いとなることが多く、30枚程度の注文は単価が高くなりやすいのが現実です。
しかし、最近では小ロット専門の業者も増えており、1枚から対応可能なサービスも登場しています。重要なのは、小ロットに特化した業者を選ぶことです。大量生産を前提とした業者に30枚の注文をすると、版代や設定料金が割高になってしまいます。

プリント方法の選び方
30枚程度の小ロットでは、デジタルプリントや転写プリントが経済的です。シルクスクリーンは版代がかかるため、100枚以上の制作に向いています。
プリント方法も小ロットに適したものを選ぶ必要があります。シルクスクリーンは版を作る必要があるため初期費用が高く、30枚では割高になります。一方、DTG(デジタル直接プリント)や転写プリントなら版代が不要で、小ロットでもコストを抑えることができます。
ちなみに、1枚だけの制作方法と30枚の制作では、選ぶべき業者やプリント方法が異なることも覚えておきましょう。
社内イベント用Tシャツで失敗しやすい3つのポイント
社内イベント用のオリジナルTシャツ制作では、以下の3つのポイントで失敗するケースが多く見られます。
1. サイズ展開の見積もりミス
30枚という限られた数量の中で、S・M・L・XLなどのサイズをどう配分するかは悩ましい問題です。ある企業では、Mサイズを15枚、Lサイズを10枚、その他を5枚で注文したところ、実際にはLサイズが足りなくなってしまいました。
事前にアンケートを取ることが理想的ですが、時間がない場合は「M:L:その他=4:4:2」の比率を目安にすると良いでしょう。最近は男女兼用のユニセックスサイズを採用する企業も増えています。
2. デザインの著作権問題
社内イベントだからといって、有名キャラクターや企業ロゴのパロディを無断で使用することはできません。たとえ販売目的でなくても、著作権侵害になる可能性があります。オリジナルデザインを作成するか、フリー素材を活用しましょう。
3. 納期の見積もり不足
「イベントまであと2週間あるから大丈夫」と思っていても、デザインの修正や承認プロセスを考慮すると時間は意外とありません。特に30枚程度の小ロットでは、業者によっては後回しにされることもあるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。
納期に関しては、小ロット対応の業者選びでも詳しく解説していますので、参考にしてください。
コストを抑えるための5つの工夫

賢いコスト削減術
単色プリントやシンプルなデザイン、まとめ買いなど、工夫次第で30枚でも単価を抑えることができます。品質を保ちながら予算内に収めるコツをご紹介します。
30枚という小ロットでも、以下の工夫をすることでコストを大幅に削減できます。
1. プリント色数を減らす
フルカラープリントは見栄えが良いですが、単色や2色プリントにすることで費用を30〜50%削減できます。企業カラーを活かしたシンプルなデザインの方が、かえって洗練された印象を与えることもあります。
2. プリント範囲を小さくする
胸元のワンポイントプリントなら、背中全面のプリントと比べて大幅にコストダウンできます。A4サイズ以内に収めることを目安にしましょう。
3. Tシャツのグレードを見直す
高級素材にこだわらず、イベント用と割り切って標準的な綿100%のTシャツを選ぶことで、1枚あたり500〜1,000円の差が出ることもあります。ただし、あまりに薄い生地は透けてしまうので注意が必要です。
4. 複数イベント分をまとめて発注
年間のイベント計画が決まっているなら、複数回分をまとめて発注することで単価を下げられます。デザインを汎用的にしておけば、様々なイベントで使い回すことも可能です。
5. 早期発注割引を活用
多くの業者では、納期に余裕がある注文に対して割引を設定しています。イベントの2ヶ月前に発注すれば、10〜20%の割引が受けられることもあります。
予算を抑えたい方は、低コストで高品質に仕上げる方法も参考にしてみてください。
業者選びで確認すべき7つのチェックポイント
30枚のオリジナルTシャツ制作を成功させるには、適切な業者選びが不可欠です。以下の7つのポイントを必ず確認しましょう。
チェック項目 |
確認内容 |
重要度 |
|---|---|---|
最小ロット数 |
30枚から対応可能か(追加料金の有無) |
★★★ |
単価設定 |
30枚での1枚あたりの価格 |
★★★ |
版代・初期費用 |
デザイン1つあたりの固定費 |
★★★ |
納期 |
デザイン確定から納品までの日数 |
★★★ |
サンプル作成 |
事前サンプルの可否と費用 |
★★☆ |
デザインサポート |
デザイン修正や相談の対応 |
★★☆ |
追加注文対応 |
同デザインでの追加注文時の条件 |
★☆☆ |
特に重要なのは、小ロット専門かどうかという点です。「1枚から対応」を謳っていても、30枚では割高になる業者もあるため、必ず30枚での見積もりを取ることをおすすめします。
デザインサポートについては、社内にデザイナーがいない企業にとって重要なポイントです。簡単なロゴ配置程度なら無料で対応してくれる業者も多いので、事前に確認しておきましょう。
オリジナルグッズ全般の制作については、成功させるポイントでも詳しく解説しています。
デザイン作成時の注意点と成功事例
社内イベント用のTシャツデザインは、派手さよりも「着やすさ」と「記念品としての価値」を重視することが大切です。
成功しやすいデザインパターン
最も評価が高いのは、企業ロゴをベースにイベント名と開催年を組み合わせたシンプルなデザインです。例えば、胸元に企業ロゴ、その下に「Summer Festival 2026」といったテキストを配置するだけでも、十分に記念品としての価値があります。
ある製造業の企業では、創立記念日のイベント用に、企業の歴史を表す年表を背中にプリントしたTシャツを作成しました。社員からは「会社の歴史を改めて知ることができた」と好評で、イベント後も私服として着用する社員が多かったそうです。
避けるべきデザイン
一方で、あまりに個性的すぎるデザインは避けた方が無難です。全面に大きな顔写真をプリントしたり、内輪ネタすぎるメッセージを入れたりすると、イベント後に着用しづらくなってしまいます。
また、性別や年齢を問わず着用できるデザインを心がけることも重要です。ピンクや紫などの色使いは、男性社員から敬遠される可能性があるため、ベースカラーは白・黒・グレー・ネイビーなどの定番色がおすすめです。
中小企業向けのオリジナルグッズ活用については、小ロットから作れるオリジナルグッズ活用ガイドでも詳しく紹介しています。
よくあるトラブルと対処法
30枚という小ロットでのオリジナルTシャツ制作では、以下のようなトラブルが起こりやすいため、事前の対策が重要です。
プリントの色味が想定と違った
パソコンの画面で見た色と、実際にプリントされた色が異なることはよくあります。特に企業のコーポレートカラーを使用する場合は、色見本(パントーンなど)を業者に提示することで、より正確な色再現が可能になります。
サイズ感が合わなかった
同じMサイズでも、メーカーによって実寸が異なることがあります。可能であれば、事前にサンプルを取り寄せて実際のサイズ感を確認しましょう。特に女性社員が多い職場では、レディースサイズの用意も検討する必要があります。
納期に間に合わなかった
繁忙期(3〜5月、9〜11月)は注文が集中するため、通常より納期が長くなることがあります。また、デザインの修正が何度も発生すると、その分納期も延びてしまいます。余裕を持ったスケジュールを組むとともに、デザインは社内で十分に検討してから入稿しましょう。
これらのトラブルを避けるためにも、実績のある業者を選ぶことが大切です。制作事例を参考にして、信頼できる業者を見つけましょう。
まとめ:30枚のオリジナルTシャツを成功させるために
社内イベント用のオリジナルTシャツを30枚だけ作る際は、小ロット対応の業者選びが成功の鍵となります。プリント方法はDTGや転写プリントを選び、デザインはシンプルで汎用性の高いものにすることで、コストを抑えながら満足度の高いTシャツを作ることができます。サイズ展開の計画、著作権への配慮、余裕を持った納期設定など、細かな注意点もありますが、この記事で紹介したポイントを押さえれば、きっと素敵な記念品が完成するはずです。社内イベントの成功と、参加者全員の笑顔のために、ぜひ計画的にオリジナルTシャツ制作に取り組んでみてください。






